風俗店で働いている人の中には「確定申告をしていない」という人が多いです。風俗店では高級が稼げる一方で、今だに給料はその日の仕事上がりに手渡しで、というお店が非常に多く、さらに会社員という形ではなく個人事業主という形での労働となりますので、風俗嬢の一人一人が自分で確定申告をしなければならないわけですが、税金を払って損をしたくない、という理由と、わざわざ確定申告に行くのが面倒臭い、という理由の二つから、確定申告をしていない風俗嬢が非常に多いわけです。
会社に所属していれば、会社の経理が全てやってくれるので手間はありませんが、自分でやるとなると確定申告はなかなか大変です。仕事で購入した物品の領収書を全て取っておいて、なんの費用なのかを全て仕分けして、計算して書類を作り、税務署に提出しなければなりません。この行程は確かに非常に面倒です。
しかし、これをしないでいると、あなたに「内偵」が入るかもしれません。「内偵なんて大げさな……たかが個人の風俗嬢ごときに来るわけがない」「される人もいるのかもしれないけれど、内偵が来る確率なんてとても低いに決まっている」と考えて安心しきっている風俗嬢もいるかもしれませんが、風俗嬢は高給取り。税務署からしたら良い摘発対象です。
風俗嬢に内偵が入る場合、どのように入るの？
風俗嬢が税務署から目をつけられて、内偵が入る場合は、お店のホームページや確定申告時の提出書類、銀行口座など、様々な点から目をつけられているものです。
例えば、お店のホームページを見れば、そのお店の人気嬢やランカーは一目瞭然ですので、そういった風俗嬢が稼いでいないわけがありません。そこから色々と調べられて、申告漏れが指摘されます。確定申告時に「無職」等の嘘の記載を提出している場合も、少しでもおかしい点が見つかると、マイナンバーから銀行口座をチェックされ、多額の預金が確認できるとそこで指摘が入ります。無職なのに家賃の高い部屋に住んでいたりといった不自然な点が見つかると、そこから調べられたりするのです。
では、銀行にお金を預けておかなければ大丈夫なのでは？と考える風俗嬢もいるかもしれませんが、家の中に多額の現金を保持することは非常に危険です。どこからどのように、あなたが家の中に多額の現金を持っているという情報が外部に漏れるか分かりません。
また、極端な話のように思えるかもしれませんが、税務署からおかしいと目をつけられたら、尾行されたり、家宅調査されることもあり得ないことではありません。
確定申告していなかったのがバレた場合はどうなるの？
確定申告せずに、税金を支払っていなかったことがバレた場合、追徴課税を支払わなければならなくなります。
脱税が悪質だと判断されてしまった場合には、元の税金の金額にプラスして、延滞税、無申告加算勢、重加算税などが加算されて、稼いだお給料のほどんどを税金として支払わなければならない場合もあります。しかも、税金は最長で過去７年に遡って請求される可能性があります。いくら必死に働いて貯金をしていたとしても、脱税がバレてしまった場合は、それらが全部税金として徴収される可能性もあるのです。下手をしたら、銀行の預金だけでは足りない場合、家宅捜査が入りあなたの現金はもちろんお金になりそうな所持品も全て没収されたり、お店に捜査が入ったりということもありますので、注意してください。
かなり大掛かりな摘発となってしまう場合もあります。
そう考えると、せっかく稼いだのに高い税金を支払わなければならないなんて…と思ったとしても、最初からきちんと確定申告しておいた方が安心です。それに、世の中の人たちは皆税金を払っているのですから、風俗嬢だけが税金を払わなくて良い、というわけにはいかないのです。
